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TmaxSoftとキヤノンITSがデータベース製品「Tibero」販売で協業 製造業への拡販を目指す

 日本ティーマックスソフト株式会社(以下、TmaxSoft)とキヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は5日、TmaxSoftのデータベース製品「Tibero RDBMS」(以下、Tibero)の販売基本契約を締結したと発表した。

 TmaxSoftのTiberoは、標準SQL規格に準拠したRDBMSの機能を持ちながらも、クラスタリング機能のOracle RAC、PL/SQLなど、Oracle Databaseとの互換機能を実装している製品。Oracle Databaseと比べて、導入コストや運用保守費用が大幅に削減される点が特徴とのことで、同社によれば、ランニングコストを含め、5年間でてほぼ1/2のコスト削減が可能という。また移行期間についても、他社のソフトと比べて約1/3に短縮できるとのこと。

 今回キヤノンITSではこうした特徴を持つTiberoを、既存データベースのリプレース時や新規システム構築のデータベース需要において、特に、大きなコスト削減を求められている製造業のIT環境向けに提案していく考え。

 大規模システム向けソリューションに加え、幅広い製品・ソフトウェアのテクニカルサポートで多くの実績を持つキヤノンITSのソリューションと組み合わせることにより、ユーザー企業が求めるコスト削減に応えながら、利便性の高いシステム運用を実現するとしている。

 一方のTmaxSoftでは、キヤノンITSとの協業を通じ、国内RDBMS市場におけるTiberoのシェア拡張を図るとしており、今後3年間で600社への販売導入を目指している。