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インテック、ブリスコラと産業界のAPIビジネス領域で連携し「APIプラットフォーム構築サービス」を強化

 株式会社インテックは20日、株式会社ブリスコラが提供するフルライフサイクルAPI管理製品群「BAMs Series」に関する販売代理店契約を締結したと発表した。この締結により、業界VANや地銀、製造業界をはじめとする産業界のAPIを利活用したデータ連携ビジネス領域でブリスコラと連携する。

 インテックは、EDIビジネスを通じたプロトコル連携、システムインテグレーションノウハウと、ブリスコラのAPIに特化した知見と製品力をもとに、産業界のAPI連携ビジネス戦略を推進する「APIプラットフォーム構築サービス」を強化する。

 ブリスコラは、オープンソースソフトウェア(OSS)のAPIゲートウェイである「Kong Gateway」をベースに開発した、フルライフサイクルAPI管理製品群のBAMs Seriesと、API戦略コンサルティングおよび教育を提供している。

 インテックは、産業界の事業者がAPI連携ビジネスを始めるための支援サービスとして、APIプラットフォーム構築サービスを展開している。今回、ブリスコラとBAMs Seriesの販売代理店契約を結ぶことで、APIマネジメントの中核機能であるKong Gatewayとともに、ビジネス利用のAPIを公開するためのAPIポータルや、IdP連携製品(OpenID Connect連携plugin)などのオリジナルソフトウェアを顧客に構築・提供できるようになる。

 BAMs Seriesは、API公開時に共通で必要となる業界標準のAPIセキュリティ「OpenID Connect」と、多数あるAPIの公開設定を統合して扱える管理機能を備えたソリューションをそろえる。

 BAMs Seriesにより、APIプラットフォーム構築サービスのAPI開発と公開にかかるコスト、期間を削減するとともに、産業界のAPIビジネスに適したソリューション・アーキテクチャでのAPIプラットフォームの構築提供が可能になると説明。自社で持つ有益なデータやサービス・プロダクトを他社へ展開し、データをビジネスとして利活用したい企業は、APIプラットフォーム構築サービスを利用することで、スピーディーなデータ連携による業務DX実現と新たなビジネススキーム形成を整備できるとしている。

 インテックでは今後、APIプラットフォーム構築サービスをさらに強化し、インテックの持つEDI/EAI業務データ連携サービスや運用のノウハウと、ブリスコラのBAMs SeriesやAPI戦略コンサルティングノウハウとのシナジーを創出し、APIビジネス市場がより活性化されることに寄与していくとしている。

「APIプラットフォーム構築サービス」の概要(イメージ図)