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ブリスコラ、API管理ソフト「Kong」のエンタープライズ向け製品を2017年1月販売開始

 株式会社ブリスコラは7日、米Mashapeが開発したAPI管理ソフトウェア「Kong」のエンタープライズ向け製品を中核とした「Mashape Enterprise」を、2017年1月に販売開始すると発表した。

 Mashapeが運営する「API Marketplace」は、多様なAPIのマーケットおよびゲートウェイとなるクラウドサービスで、20万人以上の開発者から月間数十億のリクエストを処理している。2015年には、そこで使われているAPI管理ソフトのKongをオープンソースソフトウェアとしてリリース。Kongは、100万を超えるダウンロードと10万を超えるインストール数に達し、最近ではそのエンタープライズ版であるMashape Enterpriseの企業での利用が拡大しているという。

 Mashape Enterpriseは、Kongを企業レベルでサポートするエンタープライズ向け製品「API Gateway」に、APIの公開・管理からAPI開発者とのエコシステム構築のためのポータルサイト管理ソフトウェア「Developer Portal」、APIの使用・実行状況やトラフィック、登録者数などをリアルタイムにモニタリング・分析するソフトウェア「API Analytics」を加えた、企業のAPI活用とマイクロサービスの統合プラットフォーム。

 ブリスコラは、2016年6月に国内で初めて、企業向けにKongの技術サポートや保守などを行う商用サポートサービスを開始。今回、より付加価値の高いソリューションを提供するため、Mashapeとパートナー契約を締結し、国内で初めてMashape Enterpriseの販売を開始する。

 ブリスコラでは、今後は製品の販売を進めるとともに、製品に関するトレーニング、APIを活用したビジネス展開へのコンサルティング、各種プラグインの設計・開発など、周辺サービスを提供していくとしている。