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東芝インフラシステムズ、ローカル5Gを利用するアプリの実証環境「Creative Circuit L5G」を開設
2022年8月8日 13:46
東芝インフラシステムズ株式会社は5日、東芝府中事業所に、ローカル5Gを利用するアプリケーションの実証試験を行うラボ「Creative Circuit L5G」を開設したと発表した。
Creative Circuit L5Gでは、Sub6帯域（4.6GHz～4.9GHz）のローカル5G SA（スタンドアローン）システムや5G端末を用意し、ローカル5G活用のさまざまなシステムの実証実験を行える環境を提供。工場内やインフラ施設での、ローカル5G活用をイメージしたアプリケーションを体感できる。
東芝インフラシステムズでは、製造業や社会インフラ分野など、同社が取り組んでいる事業領域において、ローカル5Gの適用可能性が大いにあるとして、2019年には東芝府中事業所で、ものづくり高度化によるスマートファクトリーの実現を目的とした、ミリ波帯域（28GHz帯）のローカル5G NSA（ノンスタンドアローン）システム運用を開始し、事業所内の製造現場でトライアルを続けてきた。
さらなるローカル5G活用として、ロボットやAGV（無人搬送車）などのスマートファクトリー向け低遅延制御ソリューションや、スマートグラスの遠隔作業支援、360度の大容量映像などのインフラ向け自動化省力化ソリューションなど、これまで収集できなかった運行中の機器データや大容量の動画像のローカル5G無線回線で収集し、AI活用などのアプリケーションでの付加価値創造を目指して、Creative Circuit L5Gで新サービス創造に取り組みを拡大させるとしている。
また、量子暗号通信やTSN（Time Sensitive Network）技術など、東芝グループ内で取り組んでいる研究開発技術の実証や、社内外のパートナー企業との共創活動も順次進めることで、府中事業所の生産性向上やスマートファクトリー化の実現と、新たな収益機会の創設を目指す。
