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シュナイダーエレクトリック、IoTゲートウェイ「STM6000」シリーズでクラウドやデータベースとダイレクト接続可能なモデルを発売

 シュナイダーエレクトリックは1日、HMI(Human Machine Interface)ブランド「Pro-face by Schneider Electric(以下、Pro-face)」で展開するIoTゲートウェイ「STM6000」シリーズに、クラウドとのダイレクト接続が可能なBLUE Open Studio対応モデルを発売した。

 STM6000シリーズは、リアルタイムOSを搭載したIoTゲートウェイ。新たに発売するモデルは、OT/IT両サイドとの高い接続性と表現力を実現することで、製造現場の重要指標であるOEEの見える化や、トレーサビリティや電子署名機能などに必要とされる信頼性の高いデータマネジメントを提供する、ラインマネージメント Lite SCADA/HMIソフトウェア「BLUE Open Studio」による設定に対応する。

 BLUE Open Studioにより、Microsoft AzureやAmazon Web Services(AWS)、Microsoft SQL Serverなど、クラウドやデータベースとの接続を実現でき、専用機でありながらクラウドまでの接続をハードウェア1種類・ソフトウェア1種類のみの設定で行える。これにより、24時間365日の稼働やシャットダウン処理無しでの電源OFF耐性などの専用機が持つメリットと、シンプルな機器構成でのクラウドやデータベースへのダイレクト接続を両立する。

 シュナイダーエレクトリックでは、装置の稼働状況をクラウドで常時監視するソリューション「EcoStruxure Machine Advisor」や、ファミリーブランドであるAVEVAの産業システム用高速時系列データベース「AVEVA Historian」など、クラウドベースのソリューションをポートフォリオに備えている。こうした上位のソリューションと、導入しやすいエントリー機としてエッジボックスの役目を果たすSTM6000シリーズとを組み合わせることで、規模の大小を問わず、より多くの顧客に導入可能なIoTソリューションを提案するとしている。