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インテック、プラットフォームサービス群「EINS WAVE」とNTT Comの閉域網接続サービス「Flexible InterConnect」を連携

 株式会社インテックは26日、グループのプラットフォームサービス群「EINS WAVE」と、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)が提供する次世代インターコネクトサービス「Flexible InterConnect(以下、FIC)」を、9月から連携すると発表した。

 インテックのEINS WAVEは、クラウドサービスやネットワークサービス、データセンターサービスを中心に、顧客のビジネスを支える最適なプラットフォームをスピーディーに提供することを理想とした、TISインテックグループの自社プラットフォームサービスのブランド。

 NTT ComのFICは、顧客拠点と顧客が利用するさまざまなクラウドサービスやデータセンターなどの間を、閉域でセキュアに接続する次世代インターコネクトサービス。

 EINS WAVEとFICを連携することで、FICを利用中の顧客は、インテックが提供する「統合型閉域ネットワークサービス」経由で、セキュアな環境でEINS WAVEの各種対応サービスを利用できる。

 インテックでは、企業におけるクラウド活用が進み、マルチデバイスや各種クラウドサービスの運用管理が煩雑となり、ITシステム全体の運用負荷増大が多くの企業で課題になっていると説明。また、急速なテレワークの拡大など、多様な働き方に合わせて、システムやネットワーク構成の変化が求められ、シンプルかつ拡張性の高いシステム環境が必要になっており、一方ではサイバー攻撃に対して、高セキュリティな閉域ネットワークが求められているという。

 こうした課題を解決するため、インテックではFICとEINS WAVEを、統合型閉域ネットワークサービスで連携することで、ITインフラや、EINS WAVEが提供する多様なサービスなど拡張性の高いプラットフォームを提供すると説明。これにより、FICを利用する顧客は、物理作業なく容易にセキュアな閉域ネットワーク環境で、EINS WAVEの各種対応サービスを利用できるとしている。

 利用可能なEINS WAVEのサービスは、EDIアウトソーシングサービス、プライベート型クラウドサービス、マネージド型クラウドサービス、セルフサービス型クラウドサービス、クラウド型バックアップサービス、マルチ環境リモート監視サービスなど。例えば、これまではセキュリティの観点からEDIシステムをオンプレミスで運用していた企業でも、閉域接続が可能になったことで、EDI環境を安心・安全にクラウドへリフトできるとしている。

「FIC」と「EINS WAVE」の連携イメージ