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奉行クラウドのデータを基にLINE WORKSへ通知――、現場や経営層に気付きを与える自動通知サービスを提供

ワークスモバイル、OBC、FBIの3社連携ソリューション

 ワークスモバイルジャパン株式会社(ワークスモバイル)は21日、自社のビジネスチャット「LINE WORKS」と、株式会社オービックビジネスコンサルタント(以下、OBC)の基幹業務システム「奉行クラウド」、および株式会社福岡情報ビジネスセンター(以下、FBI)のクラウド型集計・通知システム「旗振~hata free~」との連携ソリューションを提供すると発表した。

 OBCの奉行クラウドは、企業のバックオフィス業務をデジタル化する業務システム。会計・販売管理・在庫管理・人事管理など、基幹業務を網羅的にサポートできるという。また旗振~hata free~は、奉行クラウドの拡張システムで、経営・販促・総務・人事に役立つ情報を自動で各担当者に通知する仕組みを備えている。

 今回のサービス連携では、奉行クラウドに蓄積される各種データから、旗振~hata free~が職種別に必要な情報を生成し、LINE WORKSを通じて各担当者に通知する機能が提供される。

 例えば経営層向けには、「受注データのサマリーを表示」「取引規模を得意先ごとに集計」「仕入取引規模を仕入先ごとに集計」といった情報を、マーケティング担当者向けには「リピート購入」「トレンド一緒に購入される可能性がある製品」などを通知可能。営業担当者向けには、「休眠顧客」「滞留債権がある得意先」「在庫状況」などの通知を行えるという。

 こうした機能により、それぞれの担当者ごとに情報が可視化され、自動で通知されるようになるため、今まで気づかなかった情報が見える化され、経営層の判断の促進や、営業活動の効率アップ、人事総務領域における働き方改善などが期待できるとした。

旗振~hata free~を通じたLINE WORKSへのデータ通知イメージ。滞留債権通知により、入金が遅れている得意先が一覧で通知される。これによって担当者に気付きを与え、迅速な連絡を可能にするため、キャッシュフローの健全化につながるとしている