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IBM、エントリーレベルサーバー「Power S1112」とPowerシステムの運用を支援するAIエージェントを発表

 米IBMは現地時間15日、エントリーレベルのサーバー新製品「IBM Power S1112」を発表した。IBM Power S1112は、コンパクトなオンプレミス導入向けに設計された、新しいシングルソケット型Power11システムで、ローカル環境でのAI推論実行にも対応できる新たな選択肢を提供する。

 Power11のチップ上に搭載されたMatrix Math Acceleration(MMA)を活用し、AIワークロードをローカル環境で実行し、高速な推論を実現する。これにより、Power S1112はPower S914比で2倍のコア性能、Power S814比で3倍のコア性能を提供するとともに、Power S914比で最大69%高いエネルギー効率を実現するとしている。

IBM Power S1112

 また、IBM Powerシステムを継続的に監視し、問題を自律的に解決することで円滑な運用を支援するAIエージェント「IBM Power Autonomous Operations」を発表した。

 IBM Power Autonomous Operationsは、システムの運用および最適化を自動化し、組み込みAIエージェントによるチャット形式のシンプルな指示を通じてPower環境を管理できるようにする。運用負荷を軽減しながらパフォーマンスと稼働率の向上を実現する、レジリエントで自己最適化型のインフラストラクチャーを提供する。

 自然な対話を可能にする組み込みAIエージェントにより、チームは高度な専門知識に依存することなく、環境の管理、チューニング、最適化を実行できる。これにより、運用リソースの逼迫(ひっぱく)問題を、手動介入と比較して最大15倍高速に解決するとしている。IBM Power Autonomous Operationsは、9月23日に提供開始予定。

 さらに、既に提供している「IBM Bob Premium Package for i」は、IBM i向けアプリケーション開発の加速を支援するエージェント型ソフトウェアを提供すると説明する。IBM i固有の慣習や設計パターンを開発ライフサイクル全体にわたってネイティブにサポートするよう設計されており、エンジニアは変更作業を迅速に行い、短期間で業務に習熟し、チームのリソースを有効活用しながらアプリケーションを進化させられるとしている。