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テラデータ、データ主権とコスト管理を両立する自律型AI実行基盤「Teradata Autonomous Knowledge Platform」を提供

 米Teradata(以下、テラデータ)は23日、企業がデータの存在する場所で、自らの条件に基づき、エージェントの実際の働きに見合ったコストで自律型AI(エージェント型AI)を実行できるようにする単一のエンタープライズスタック「Teradata Autonomous Knowledge Platform」の一般提供を、クラウド、オンプレミス、およびハイブリッドのすべての環境向けに開始したと発表した。

 自律的ナレッジ(Autonomous Knowledge)とは、エンタープライズソフトウェアプラットフォームが、構造化データ、非構造化データ、運用モデル、および経験を、信頼性とガバナンスのある理解へと変換する能力のことを指す。業界固有のデータ、セマンティクス、リネージに裏付けられ、自律型AIがシステムやツールを横断して、最小限の人為的介入で確実に繰り返し検知・判断・実行し、時間とともに学習・改善するためのビジネスコンテキストを提供する。

 テラデータは、エンタープライズAIが失敗する原因は、アーキテクチャが欠けているためだとして、ビジネス全体でスケールさせるには、高性能なモデル以上のものが必要だと説明する。そのためには、エージェントが作用するデータとコンテキストの一貫性、従来の従量課金パターンではなく自律型AIから実現される価値と効率的に連動してスケールするコスト、およびデータとインテリジェンスが実際に存在する場所に対する主権が必要だが、従来のインフラの多くは、これらの一部分しか一度に提供できなかったと指摘する。

 Teradata Autonomous Knowledge Platformは、クラウドかオンプレミスかを問わず、エンタープライズグレードのアーキテクチャ上で、前述の3つの条件すべてを同時に提供するように構築されていると説明する。自律的ナレッジのビジョンはAIとエンタープライズナレッジを融合させ、ナレッジ自体が検知、判断、実行、適応できるようになることだとしている。

 プラットフォームの構成要素のうち「Teradata Cloud」は、Amazon Web Services(AWS)上で現在利用でき、自律型AI時代向けに独自に構築されている。Active ComputeとElastic Computeにより、ミッションクリティカルな業務のための常時稼働環境と、検証用のオンデマンド容量が提供され、インフラが単一のアプローチを強制することなくワークロードに適合する。さらに、Teradataの新しい「Fixed plus Flex」価格モデルもコスト面で同様のメリットをもたらし、予測可能なベースライン支出と需要急増時の自動スケーリングを組み合わせ、単一の通貨単位で調達、予算管理、拡張をシンプルにする。

 「Teradata Factory」は、データ主権が好ましい、あるいは義務付けられている組織向けの環境となる。分析、AI、レイクハウス機能、ガバナンス、エージェントワークフローを、完全に統合された単一のハードウェアおよびソフトウェアシステムとしてまとめ、最新のエンタープライズグレードのコンピューティング、ストレージ、GPUアクセラレーション、ネットワーク上に配置することで、すべてを自社の環境内に保持する。

 「Teradata AI Studio」は、AWSおよびTeradata Factory上で現在利用でき、分析、モデル、エージェント、ベクトルサービスを単一の体験に統合する。この統合により、エンタープライズAIの構築と運用の複雑さが軽減される。

 「Teradata AI Services」は、組織が高価値なユースケースを特定し、エージェント駆動型ソリューションを構築し、AIを本番環境に導入して価値創出までの時間を短縮できるよう支援する。チームは専門領域の知識と導入サポートを提供し、顧客がリスクを軽減し、AI投資からのビジネス成果を最大化しながら実証実験(パイロット)の段階から脱却できるよう支援する。