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ベリサーブ、MaaS/Connectedプラットフォームの検証・運用を支援するサービスを提供

 株式会社ベリサーブは10日、自動車向け各プラットフォームを開発・運用するサービス組織向けに、ワンストップで検証・運用を支援する「MaaS/Connectedプラットフォーム品質向上支援サービス」の提供を開始した。

 サービスは、国内外に展開されるMaaS/Connectedプラットフォームの持続的なサービス品質の維持・向上のため、開発・運用のサポート、対向システムの仮想化、後発のデバイスとの接続性検証などを総合的に支援する。

 開発・運用全体全体の品質マネジメント支援としては、サービスオーナーに代わって、ベンダーコントロールや市場不具合の切り分け、再現性確立、修正したソフトウェアおよびシステムの動作確認などを実施する。また、環境構築・実機調達・要員調達・プロジェクト管理・テスト分析など、さまざまな角度から現状プロセスを診断し、解決策の提案により、開発全体の効率化・迅速化を図る。

 テスト環境構築としては、国内外のステークホルダーとの調整や、実車・実網による検証のための手配・調達に加えて、ECUやTCUの仮想化、シミュレーション環境の構築、UIスタブ開発など、持続的な開発・運用を支援し、サービスの利用者増に伴う市場からの低再現性問題といったリスクの低減を図る。

 また、接続性・互換性評価についての支援も提供する。MaaS/Connectedプラットフォームから見たスマートフォンは、さまざまなOSやメーカー、新機種が市場に送り出されており、車両および車載器のOTAによるアップデートが日常となることと合わせて、接続・互換の組み合わせが膨大になると説明。定常的な接続性評価、ベンチマーク評価の体制を構築することで、市場でのクレームリスクの低減を図るとしている。

 サービスでは、顧客からの要求をヒアリングして問題を特定、必要に応じて開発・運用プロセスを診断し、課題設定を行う。また、市場から報告のある問題の切り分けを行い、開発プロジェクトマネジメントの支援、仮想化環境の開発・構築、および接続性検証などの実務にあたり、総合的に課題解決に向けた支援を行う。