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NTT東日本、クラウド型電子契約サービスの料金プランを改定、低価格な「エントリプラン」などを追加

自治体向けのLGWANオプションも提供

 東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)は、「クラウドサイン for おまかせ はたラクサポート」に、低価格な「エントリプラン」などを追加した新料金プランを、6月10日より提供開始すると発表した。あわせて、統合行政ネットワーク(LGWAN)での利用を可能とする「LGWANオプション」も、同日より提供開始する。

 「クラウドサイン for おまかせ はたラクサポート」は、Webサイトへの契約書のアップロードとメール送信のみで契約締結が完了できる、クラウド型の電子契約サービスである。

 新たに提供するエントリプランは、契約件数の少ない小規模事業者や、法改正に対応するため一部の契約書から電子契約を導入したいといった場合に適したプラン。ユーザー数3IDまで、送信件数250件/年までに制限される代わりに、基本利用料は、従来もっとも安価だった「ライトプラン」が月額1万1000円(税込、以下すべて同じ)だったのに対し、半額以下の月額5280円に抑えられている。なお、契約書1通ごとに220円の従量利用料が必要な点は、各プラン共通である。

 なお導入後、電子契約の件数の増加や、より高度な機能を利用したくなった場合は、上位のプランへのアップグレードも可能だ。

 また新プランでは、エントリプランに加えて、「ライトプラン」「コーポレートプラン」「ビジネスプラン(新)」「エンタープライズプラン」の4つをラインアップした。コーポレートプラン以上のプランでは、書類1万件分までのインポート機能が基本利用料に含まれており、この機能を活用することにより、紙で締結した契約書などのPDFデータを、電子契約した契約書と統合して「クラウドサイン for おまかせ はたラクサポート」内で一元管理できるようなる。これにより、契約書の自動更新の管理による更新漏れの防止や、契約書データの検索などの効率化に貢献するとした。

 さらにコーポレートプラン以上では、監査ログ機能が利用できるほか、より上位のプランでは、社外からのアクセスを制限するIPアドレス制限や、部署/プロジェクトチームといった任意の単位で書類閲覧権限を設定可能な複数部署管理機能などの機能も利用できる。

 基本利用料は、ライトプランが月額1万1000円、コーポレートプランが月額3万800円、ビジネスプラン(新)が月額12万9800円、エンタープライズプランが個別見積もり。従来と同様、契約書1通ごとに220円の従量利用料も必要となる。また、従来のプランは6月10日以降の新規申し込みは停止される。

 一方、自治体向けの新機能として、LGWAN経由での利用を可能にするLGWANオプションが用意された。各自治体で定められた情報セキュリティポリシーにのっとり、既存の文書管理システムなどと同様に、LGWANを経由した「クラウドサイン for おまかせ はたラクサポート -自治体プラン-」の活用が可能になるとのこと。

 LGWANオプションの価格は個別見積もり。