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アライドテレシス、ネットワーク統合管理製品をバージョンアップ ACL管理ユーティリティなどを提供

 アライドテレシス株式会社は13日、ネットワーク統合管理ソフトウェア「AT-Vista Manager EX」やルータ製品などをバージョンアップしたと発表した。

 まず、新しいACL(Access Control List)ユーティリティを提供。通信アクセスを制御するためのアクセスリストの設定状況をグラフィカルにマトリックス表示することで、管理者は、カバレッジホールやカバレッジの不整合を簡単にチェック可能になるという。また例えば、膨大なアクセスリストを前任者から引き継いだネットワーク管理者の負担も軽減できるとした。

 無線LANでは、無線LANの管理を効率化する自律化ソリューション「AWC(Autonomous Wave Control)」が、最新の無線LANアクセスポイント「TQ6602 GEN2シリーズ」に対応した。

 この強化は、AT-Vista Manager EX Ver.3.9.0、AT-VST-APLシリーズ用ソフトウェア Ver.3.5.1、AT-Vista Manager EX 仮想マシンソフトウェア Ver.3.5.1で対応するとのこと。

 一方、ルータ製品では、VPNでのTLS通信を使用する際のセキュリティがより強化された。具体的には、ネットワークダウンやアクセススピードダウンなどの業務妨害を狙った、DoSおよびDDoS攻撃を軽減できるTLS-CRYPTに対応する。これにより、事前共有鍵を用いてすべてのメッセージやユーザーデータを暗号化できるため、より安全な通信が提供可能になるとしている。

 このほか、RADIUSサーバー機能が強化され、ユーザー数が最大5000から5万に引き上げられる。またアクセスポイントやIEEE 802.1X対応スイッチなどのRADIUSクライアントの最大数も、1000から3000に引き上げられる。これにより、新たに外部RADIUSサーバーを用いることなく、コストを抑えながら規模の大きな環境に対応可能になるとのこと。

 こちらの強化は、AT-NFV-APL-GTとAT-NFV-APL-GTXが対象で、AT-NFV-APLシリーズ用ソフトウェア Ver.1.4.1で対応する。