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ISID、申請・届出業務の効率化を支援する汎用ワークフローシステム「Ci*X Workflow」

 株式会社電通国際情報サービス(ISID)は24日、汎用ワークフローシステム「Ci*X Workflow」を2021年1月より提供開始すると発表した。

 Ci*X Workflowは、人事や総務等の各種申請・届け出業務において、申請書の作成から申請・承認に至る一連のプロセスを行う汎用ワークフローシステム。申請前のレビュー依頼を可能とする事前レビュー機能や、申請書情報に対するきめ細かいアクセス制限を実現する機密レベル設定機能、差し戻し/取り戻し/合議承認などの回覧を実現するワークフロー機能、多様な申請書番号体系に対応可能な採番設定機能など、日本の商慣習に合わせた複雑な機能を標準で搭載しているという。

 また、申請書固有の基本項目やフォームのパターン、回覧ルート設定に必要となる承認グループ、分岐処理ロジックなどを標準部品として用意されており、Webブラウザ上のドラッグアンドドロップ操作のみで、申請書のフォーマット作成や回覧ルートの設定を容易に行えるとのこと。

 さらに、Ci*X Workflowで作成する申請書は、申請者がマニュアルを参照しなくても直感的に入力・操作できるよう、内容が分かりにくい項目について記入例を表示したり、ヘルプメッセージとして補足情報を設定したりすることが可能。すべての申請をまとめて承認する「一括承認機能」や、ページを送りながら承認ができる「連続承認機能」も搭載しているので、承認作業の効率化が期待できるとしている。

 なおCi*X Workflowは、単体企業での利用だけでなく、シェアードサービス化を推進するグループ企業や、カンパニー制企業などで横断的に利用されることも想定しているとのことで、申請書の利用範囲を「グループ共通」や「特定企業利用」などに細かく設定できる。さらに、申請者とは異なる会社に所属する承認者に回覧することも可能で、Ci*X Workflowを活用してグループ企業全体の統合プラットフォームの構築を行えるとした。

 組織情報、ユーザー情報、ワークフローに関する各種設定などのマスタ情報は複数世代で管理でき、組織改編が頻繁な企業においても、効率的なシステム運用を実現するとのことだ。

 価格例は、ライセンス費用が、利用者300名までの最小構成で300万円(税別)、利用者1001~2000名までの場合で600万円(税別)、導入費用が個別見積もり。保守費用はライセンス価格の18%となっている。

申請書作成画面イメージ