ニュース

ミロク情報サービス、中堅企業のDXを支援する新ERPシステム「Galileopt DX」を4月より販売

 株式会社ミロク情報サービス(以下、MJS)は15日、年商50~500億円規模の中堅企業向けに、新たなERPシステム「Galileopt(ガリレオプト) DX」を提供すると発表した。4月1日より販売を開始する予定。

 Galileopt DXは、「さらなるビジネスの成長を加速するERP」をコンセプトとし、中堅企業をメインターゲットに提供されるERPソフトウェア。2017年より販売している中堅企業向けERPシステム「Galileopt NX-Plus」から入力画面のデザインを一新し、閲覧性・操作性の向上を図るとともに、システムの起動や申請・承認、各種データ集計といった各処理プロセスを見直し、速度改善を図ったという。

 また、外部連携基盤強化による他社サービスとのシームレスな連携を実現したほか、マルチブラウザ(Google Chrome/Microsoft Edge)対応、スマートフォンからの各種申請・承認を可能とするワークフロー機能の搭載といった強化も行われている。

 業務モジュールとしては、財務、ワークフロー、給与・人事、販売・仕入、固定資産の各モジュールを提供。さらに、クラウド環境(IaaS)での利用に対応し、ワークスタイルの多様化にも柔軟に対応するとともに、業務効率化とデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を支援するとのこと。

 例えば、財務会計システム「Galileopt DX財務大将」では、各種金融機関やECサイト、POSレジ、電子請求書(発行・受け取り)システムなどとのAPI連携によって取り込んだ取引情報をもとに、仕訳を自動作成する「AI仕訳」機能を備えており、経理担当者の入力業務の負担を軽減するとした。また、Webブラウザのみで会計仕訳の入出力を可能とするクラウドサービス「MJS DX 伝票入力」を搭載し、デバイスフリーで、場所を問わない働き方を実現する。

 さらに、資産管理システム「Galileopt DX固定資産」では、物件登録件数を従来の2万件から10万件に拡張し、より多くの物件を細分化して管理可能にしたほか、販売・仕入在庫管理システム「Galileopt DX販売大将」では、Peppol形式による電子インボイスの送受信を可能にしており、電子帳簿保存法に準拠した電子インボイス保存にも対応する予定とのことだ。