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クラスメソッド、複数AWSアカウントの運用状態を一元的に可視化できるツール「nOps」を販売

 クラスメソッド株式会社は、米nOpsと販売パートナー契約を締結し、複数のAmazon Web Services(AWS)アカウントの運用状態を可視化するツール「nOps(エヌオプス)」を、2月17日より販売開始すると発表した。導入支援も同時に提供開始する。

 「nOps」は、複数のAWSアカウントの運用状態を、一元的に可視化するツール。事前定義された「nOps Rules」により、AWS Well-Architectedフレームワークにおける5つの観点(運用の優秀性、コスト、信頼性、セキュリティ、パフォーマンス)から、複数のAWSアカウントの状態を一元的に評価し、問題があればユーザーに通知する機能を備えている。

 具体的には、インベントリの一覧、各種レポート/ダッシュボードが提供されており、nOps Rulesへの準拠/違反状況を可視化可能。事前定義されたフレームワーク(Foundational Technical Review、Well-Architected Framework Review)に基づき、チェックリストを生成することも可能で、一部のチェック項目はnOps Rulesにより自動評価を行えるので、アセスメント作業に必要な工数を削減するとした。

 さらに、「nOps」の管理下にあるAWS環境全体でどのような料金が発生しているかを可視化したり、どの変更に伴ってコストが増加したのかを容易に把握したりでき、コスト増につながる要因の特定や最適化対策をサポートするとしている。

ダッシュボードイメージ(セキュリティ)
ダッシュボードイメージ(コスト)

 なお、AWS総合支援サービス「クラスメソッドメンバーズ」に登録しているアカウントに対しては、AWS MarketplaceのSPPO(Solution Provider Private Offers)を通じた契約とすることで、購入手続きをWebで完結でき、さらに特別価格が適用されるとのこと。さらに導入支援についても、現在のAWS利用環境の調査や運用に関する各種アドバイスなど、よりきめ細かなコンサルティングを提供する。

 またクラスメソッドでは、「nOps」を紹介するオンラインセミナーを、2月17日に開催する。料金は無料(事前登録制)。