TIS、SAP S/4HANAの導入・検討企業向けにプロセスマイニングサービスを提供

　TIS株式会社は12日、業務プロセスの可視化によって問題プロセスの早期顕在化を支援する「プロセスマイニングサービス」を、SAP S/4HANAの導入を検討している企業などに向けて提供開始すると発表した。価格は450万円から。

　プロセスマイニングサービスは、独Celonisが提供するプロセスマイニングソフトウェア「Celonis Execution Management System（Celonis EMS）」を利用してERPなどのシステムのイベントログを分析し、現行の業務プロセスを可視化した上で、課題や改善ポイントを分析するもの。SAP S/4HANAの導入を検討するSAP ERPのユーザー企業、あるいはSAP S/4HANAを導入済で、これから業務改善を検討される企業を対象としており、企業の業務プロセス改善を支援するという。

　TISでは、業務プロセスごとにSAP ERPからデータ抽出するためのABAPプログラムやデータモデル、KPIに対応した分析アプリなど、自社のノウハウによる独自の分析プログラムやテンプレートを用意しているため、短期間で分析環境を構築できる点が特徴。また、SAPに精通したコンサルタントがプロセス分析を行い、データの意味を理解した上で業務的な分析やディスカッションを実施するとしている。

　具体的なメニューとしては、あらかじめ業務プロセスに対する課題を想定した上で、現行ERPシステムにプロセスマイニングを行い、業務プロセス上の問題点・ボトルネック・例外処理などを明らかにする「業務プロセス可視化/分析サービス」、同サービス利用企業の分析環境を1年間維持し、その期間中に再びプロセスの可視化/分析を行って、設定した課題に対する改善状況を確認する「業務プロセス改善フォロー」を用意した。

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