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TIS、プロセスマイニングのコンサルティングから導入後の支援まで一貫して提供する「プロセスマイニング活用サービス」
2025年2月14日 10:00
TIS株式会社は13日、業務プロセス最適化を目的として、業務処理パターンを可視化、改善ポイントを迅速かつ正確に特定し、BPR(Business Process Re-engineering:業務改革)要否に関する意思決定を支援する「プロセスマイニング活用サービス」を提供開始すると発表した。
「プロセスマイニング活用サービス」の中で提供するサービスの第一弾として、プロセスマイニングツールの利用とコンサルティングサービスを組み合わせた「プロセスマイニングQuickWinサービス」を提供する。
TISでは、デジタル化の進展による業務データの蓄積や、AIやRPAといった自動化技術の進化により、国内外でプロセスマイニング市場の継続的な成長が期待されており、また昨今ではビジネスを取り巻く環境が激しく変化している中で、企業の持続的な成長のためには、データおよびプロセスマイニングツールを活用し、継続的にプロセスを最適化していく必要があるとされていると説明。一方、多くの企業では、人手不足により業務プロセスの改善に取り組むことが難しい、BPRの取り組みが一過性になりやすく、持続的な改善につながりづらいといった課題を抱えているという。
そこで、TISは「プロセスマイニング活用サービス」の提供を通じて、データに基づく業務実態の正確な可視化、最適化に向けた改善ポイント特定と解決策を検討・実現することで、企業のプロセス最適化に向けた取り組みを支援、企業価値向上に寄与するとしている。
「プロセスマイニング活用サービス」は、企業が保有するデータに基づいて業務プロセスを可視化し、改善ポイントを特定して解決策を検討した上で、業務プロセス最適化を支援するサービス。
「調達業務・財務業務」「生産プロセス」「内部不正検知・リスク管理」「配送プロセス・在庫管理」「顧客対応プロセス」「レガシーシステムのas-is分析、IT運用管理」の各領域に関する業務プロセスに課題を抱える企業に対し、プロセスマイニングツールを活用したコンサルティングから導入後の継続管理までを一貫して支援する。
第一弾として提供する「プロセスマイニングQuickWinサービス」は、企業の特定業務データをTIS環境のプロセスマイニングツールに投入し、業務プロセスの可視化と改善箇所・解決策の特定、効果試算までを短期間で提供するサービス。
サービスにより、単一システムだけでなく、複数システムのデータに基づいた業務プロセスの可視化・分析によって、組織横断での最適化や改善すべき業務やプロセスを特定でき、データドリブン経営による継続的な変革で、企業価値を最大化する。
プロセスマイニングツールを活用し、豊富な業務改善コンサルティング経験を保有するコンサルタントが分析を行うことで、スピーディーに業務プロセスのボトルネックや非効率な部分を特定できる。
分散化・複雑化したデータに対して、全体最適化での分析が可能となり、無駄な業務プロセスを削減することで、運用コスト軽減やスループット向上に貢献する。規定された業務プロセスに遵守しているかの確認を実施し、コンプライアンス違反を防止する。
幅広い業界・業種の業務改善に関するコンサルティング実績を持つTISが、企業ごとの課題や状況に応じて最適なツールやアプローチを提案し、導入後の運用管理や継続的な改善の取り組みまでサポート。AIを活用した高度化・最適化施策の提案にも対応する。
特定の業務データを対象に、2~3カ月間でデータ分析・効果試算を実施。短期間での効果実感と初期投資額の抑制が可能としている。
サービスの参考価格は900万円(税抜)から。