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セイコーソリューションズが「ISDN移行サービス」を提供へ、サービス終了に伴う通信環境の移行を支援

 セイコーソリューションズ株式会社は16日、ISDNサービス(INSネット ディジタル通信モード)が2024年1月にてサービス終了することを受け、データ伝送方法の変更が必要になる企業に向け、容易な移行と運用を可能にする「ISDN移行サービス」を2022年度より提供すると発表した。

 スポーツジム、学習塾、新聞配達店など、ISDNを使った口座振替・収納代行を外部に委託している事業者はまだ多く存在しており、そうした事業者からは「振替業務の移行方法がわからない」といった声が上がっているという。一方、サービス提供事業者も、「センター設備の更改以外にも利用者のサポート業務に多くの時間とコストがかかる」など、ISDNのサービス終了に伴う課題を抱えているとのこと。

 今回提供する「ISDN移行サービス」は、こうした課題の解決を支援するサービスで、利用者のPCに接続する「全銀TLS伝送用アダプター」と、アダプターの導入から、暗号通信のための証明書の管理・運用までをトータルで支援する「全銀TLSサポートサービス」で構成される。

 このうち「全銀TLS伝送用アダプター」は、LTE通信とインターネットにより口座振替データの送受信を行う装置。データ伝送時には自動的にTLS暗号化を実施する仕組みを備えており、セキュアな通信を可能にしている。加えて、利用者のPCに接続するだけで複雑な作業が不要なため、導入の手間がかからないほか、「全銀TLSサポートサービス」により、暗号化通信のための証明書は自動的に更新されるので、導入時やメンテナンスの手間がかからない点も特徴とした。

 なおセイコーソリューションズによれば、「ISDN移行サービス」は、口座振替だけでなく、EDIやファームバンキングの業務でも利用できるとのことだ。

システム移行イメージ