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セイコーソリューションズのマルチプロトコルコンバーター、「全銀TCP/IP手順・広域IP網」に対応

 セイコーソリューションズ株式会社は6日、マルチプロトコルコンバーター「USTシリーズ」において、全銀TCP/IP手順・広域IP網に対応したオプション基板を新たにラインアップしたと発表した。

 USTシリーズは、レガシー手順の接続環境をそのままに、オープン系システムへ移行できるマルチプロトコルコンバーター。今回提供する新オプション基板「HAU基板(広域IP網版)」は、2024年1月に予定されているISDNディジタル通信モードのサービス終了に伴って、一般社団法人全国銀行協会(全銀協)が制定した全銀TCP/IP手順・広域IP網に準拠している。

 USTシリーズ(SC-8259/SC-8279)をすでに導入している企業・団体は、同手順に対応した基板を追加することにより、新プロトコルを利用できるようになるとのこと。

 なお、新基板はTLS1.0、TLS1.2に対応しており、サーバーモード、クライアントモードをサポート。専用ユーティリティによって証明書の導入作業を行えるという。

 またセイコーソリューションズでは、購入前にサーバーとの連携、相手先との接続性などを検証できるよう、無償の評価機(SC-8259)ならびに接続確認用のテストサイトを用意し、TCP/IP手順・広域IP網手順へのスムーズな移行を支援するとした。