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セイコーソリューションズ、2024年1月終了のISDN回線からの容易な移行と運用を可能にする「ISDN移行サービス」を提供

 セイコーソリューションズ株式会社は16日、ISDNの2024年1月サービス終了に伴い、口座振替や受発注データの送受信方法の変更が必要な企業に向けて、容易な移行と運用を可能にする「ISDN移行サービス」を1月に提供開始したと発表した。

 NTT東日本・西日本が提供するISDNサービス「INSネット ディジタル通信モード(以下、ISDN)」は、2024年1月にサービス終了が予定されている。一方、月謝や月会費の口座振替を実施している学習塾、スポーツジムや、受発注のデータをやりとりしている商店や卸売業者、メーカーなどでISDNを使ってデータの送受信をしている企業が現在も数多くあり、ITの専任担当者がいない企業では、「ISDNの終了に向けて何をすればよいのか分からない」「現在の業務をどのように移行すれが良いのか分からない」などの課題が聞かれるという。

 セイコーソリューションズでは、こうした課題をスムーズに解決し、ISDNからインターネットへの切り替えを安価に簡単かつ安全に実現するサービスとして、利用者のパソコンに接続するだけで複雑な作業が不要な「全銀TLS伝送用アダプター」と、アダプターの導入から暗号通信のための証明書の管理・運用までをトータルで支援する「全銀TLSサポートサービス」で構成される、ISDN移行サービスを提供する。

システム移行イメージ

 全銀TLS伝送用アダプターは、電源を入れるだけで複雑な設定が不要で、株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)によるモバイル通信用のSIMを標準搭載しているため、インターネット回線を新たに手配する必要がなく、すぐに使い始められる。データ伝送時には自動的にTLS暗号化を実施し、暗号化通信のための証明書も自動的に更新するため、メンテナンス不要で利用できる。

 また、付属のアダプターの導入準備から暗号通信のための証明書の管理・運用までをトータルで支援する、全銀TLSサポートサービスにより、利用する企業では最小限の費用や作業で、ISDNからインターネットへの移行を可能にする。