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e-Janネットワークス、テレワークユーザーにセキュアな業務環境を提供するコンテナソリューション

 e-Janネットワークス株式会社は、PCのBYODなどを活用してテレワークを実施している企業などに対して、セキュアな業務環境を提供するコンテナソリューション「CACHATTO SecureContainer Cloud」を、12月1日より提供開始した。

 CACHATTO SecureContainer Cloudは、テレワークで利用するWindows PC上に、隔離・暗号化された業務専用領域(セキュアコンテナ領域)を生成するソリューション。セキュアコンテナ領域は通常のユーザー領域とは完全に隔離されており、両領域間では、ファイルの移動・共有が制限されているため、私物PCをBYODで利用している場合などでも、テレワークを行うユーザーに対してセキュアな業務環境を提供できるという。

 また、HENNGE ONEやGluegent Gateをはじめ、クライアント証明書発行・認証機能を持つ認証プロバイダーサービス(IDaaS)との連携によって、クラウドサービスへのアクセスをセキュアコンテナ領域のユーザーのみに限定することも可能で、BYOD環境のPCからも安全にクラウドサービスを利用できるのこと。

 さらに、セキュアコンテナ領域を内包する仮想ディスクの暗号化に対応し、端末盗難や紛失時の情報漏えいのリスクを低減。Windowsに搭載されているデータ暗号化機能「Windows BitLocker」と併用すれば、より強固なセキュリティ対策も可能になるとした。

 このほか、PCにインストールされているMicrosoft Officeを利用し、ファイルの閲覧や編集が可能。VDIなどとは異なり、ローカルのアプリケーションや、メモリ、CPUなどのローカルリソースを利用するため、軽快に作業できる点も特徴としている。

 なお、CACHATTO SecureContainerユーザーのログインの認証やセキュリティポリシー設定に用いる管理サーバー、アクセスポイントはクラウドサービスとして提供されるので、企業の情報セキュリティ管理者がサーバー運用を行う必要はない。

 参考価格は、10ユーザーで年間12万円から。現在はWindows 10に対応しているが、今後はその他OSプラットフォームへの対応も予定している。