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e-Janネットワークス、自治体向けの閉域接続リモートアクセスサービスを提供

 e-Janネットワークス株式会社は12日、自治体向けの閉域接続リモートアクセスサービス「CACHATTOリモートデスクトップ for Government」を提供開始すると発表した。

 「CACHATTOリモートデスクトップ for Government」は、各キャリアが提供する閉域接続サービスを介して、外部の専用端末から庁内のLGWAN(統合行政ネットワーク)接続系ネットワーク上のPCへ、安全なリモートデスクトップ接続を提供するサービス。閉域網を経由するため、外部のアクセス端末を直接インターネットには接続せず、画面転送方式で庁内PCへのセキュアなリモートデスクトップ環境を利用できるようにする。

 具体的には、庁内のLGWAN接続系ネットワークに専用サーバー(CACHATTOリモートデスクトップ for Governmentサーバー)を導入し、外部のアクセス端末には専用のセキュアブラウザをインストールして利用する仕組み。利用時には、ユーザー認証後に庁内の接続先PCへのリモートデスクトップ接続を行えるようになる。

 またセキュアブラウザの機能により、外部アクセス端末には閲覧した業務データを一切保存させず、データの持ち出しも禁止することが可能。外部アクセス端末の端末個体認証や、Active Directory(AD)との認証連携、ワンタイムパスワードなど、複数の認証機能を組み合わせて利用することもできる。

 アクセス端末はWindows、Macに対応し、iOSやAndroidにも後日対応予定。接続先端末はWindows 10 Professional/Enterpriseに対応している。

 なお、ライセンスは同時接続に応じて課金される形態で、登録ユーザー数には制限がない。参考価格は、10ユーザー同時接続ライセンスで年額120万円(税別)。