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KDDI、法人向け接続サービスでSaaS型サービスなどの通信を分離する「インターネットブレイクアウト」を提供

 KDDI株式会社は24日、法人向けの広域ネットワークサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch(以下、KDDI WVS)」と「KDDI Wide Area Virtual Switch 2(以下、KDDI WVS 2)」について、ブロードバンドアクセス方式のメニュー「withF+」「プランF」に、SaaS型サービスなどのインターネット向けの通信を分離し、イントラネットの通信速度を低コストで向上させる「インターネットブレイクアウト」オプションを追加した。

「インターネットブレイクアウト」オプションのイメージ

 「インターネットブレイクアウト」オプションは、Microsoft 365などのSaaS型サービスや、Windows Updateのインターネット向け通信をイントラネットから分離し、各拠点から直接インターネットへ通信させることで、データセンターを経由するインターネット向けの通信を削減し、データセンターへのトラフィック集中を抑制する。

 宅内設置アダプターが、特定のSaaS型サービスとの通信のみを許可する形となり、分離されたインターネット向け通信のセキュリティを確保する。KDDI WVS、KDDI WVS 2のネットワーク構成の変更をせずに、宅内設置アダプターの設定変更や交換のみで簡単に導入でき、低コストで快適な通信環境を実現する。

 対象サービスはMicrosoft 365とWindows Updateで、今後、対象サービスは追加予定。サービスの料金(税別)は、回線料金が月額5000円。工事費は、アダプター交換を伴う場合は2万5500円、リモート設定が可能な場合は3000円。