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SCSKと日本IBMがメインフレーム分野で協業を拡充、企業のメインフレーム・トランスフォーメーションを支援

 SCSK株式会社と日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は25日、SCSKがビジネスパートナーとして、日本IBMのメインフレーム「IBM Z」の再販契約を締結し、両社の協業を拡充していくと発表した。なおSCSKではこの協業拡大に伴い、メインフレーム利用企業をワンストップで支援するサービス「MF+(エムエフプラス)」の提供を、同日より開始する。

 企業のIT環境には、現在、データやAIを活用した新たなデジタル技術の活用や、社内外の幅広い関係先との連携など、オープンでハイブリッドな環境へトランスフォーメーションしていくことが求められているという。

 そのために、企業では、メインフレームをはじめ自社で所有・管理しているシステムに加え、クラウドやエッジ、IoT機器など、多様なシステムが緊密に連携する新しいIT基盤の構想策定やそうしたシステムの実装が課題となっているとのこと。

 今回発表された「MF+」は、メインフレーム利用企業がそのような変化に対処することを支援するもので、ITインフラの将来構想策定から、提供、設計、構築、モダナイゼーション、運用管理までをワンストップでサポートし、企業における“メインフレーム・トランスフォーメーション”の実現を目指すとした。

 SCSKでは、メインフレーム基盤の最適化、ハイブリッドクラウド環境へのシームレスな統合を進め、信頼性とセキュリティに優れた「IBM Z」の価値を最大化できるようにすると説明。メインフレーム上のアプリケーションとデータの価値を引き出し、より高い投資対効果の実現や、各企業のビジネスのさらなる加速を推進するとしている。

 なお日本IBMでは、AIなどの最新技術の活用や、グローバルで培ってきたメインフレームアプリケーションのモダナイゼーション、大規模システムの移行・運用に関するノウハウなどを通じて、SCSKを支援するとのことだ。