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日立、通話録音データをテキスト化し、セキュアに一元管理できる「音声テキスト化クラウドサービス」

コンタクトセンターの通話録音データを管理・分析可能

 株式会社日立製作所(以下、日立)は、通話録音の管理と音声テキスト化の機能・設備をクラウド型で提供する、コンタクトセンター向けの「音声テキスト化クラウドサービス」を、11月10日より販売開始すると発表した。

 「音声テキスト化クラウドサービス」は、多くの実績のある音声認識技術を活用した日立の音声テキスト化基盤をLumada Solution Hubに登録し、Amazon Web Services(AWS)環境を用いて、短期間かつ柔軟に拡張可能なクラウドサービスとして提供するもの。オンプレミス環境の拠点型コンタクトセンターや、キャリアの通話録音サービスを利用した在宅型コンタクトセンターなど、どの形態からでも通話録音データをクラウド上に収集し、アクセス権限や閲覧・活用履歴などの管理機能により、セキュアに管理できるという。

 具体的な機能としては、録音した音声データの管理・検索、音声テキスト化に加えて、音声認識の結果と通話情報のスコアリングの機能を備えており、通話内容の分析・評価を手軽に確認できるとのこと。例えば、通話時間、保留時間、発話割合、間、かぶり、会話速度などの情報を含めた評価を行える。

 またテキスト化データを有効に活用するため、さまざまなアプリケーションとの連携をオプションとして用意している。例えば、会話内容から、企業や商品に対する顧客の声や感情を高精度に可視化する感性分析のアプリケーションと連携させることで、サービス向上に向けた施策立案につなげられるとした。

 「音声テキスト化クラウドサービス」の価格は個別見積もりだが、参考として、50席、通話録音時間200時間/日、1年契約では月額350万円からとなる。提供開始は2022年1月の予定。