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日本ネットワーク技術者協会、「Pythonとネットワークの自動化基礎検定」を2022年8月より実施へ

 一般社団法人日本ネットワーク技術者協会は18日、「Pythonとネットワークの自動化基礎検定」を2022年8月より実施すると発表した。また、ベータ試験を2022年春に実施する予定とのこと。

 Indeed Japanが行った2021年7月の集計によると、Python言語に関する求人のうち、ネットワーク関連の求人が全体の4割を占めるようになったという。同協会ではこれについて、ネットワークの自動化領域でPythonが多く利用されていること、人材育成の需要が高いことを示していると指摘する。

 同協会ではすでに、ヤマハ製ルータの検定試験を提供しているが、今回はこうした背景から、Pythonを用いたネットワーク管理スキルを検定するため、「Pythonとネットワークの自動化検定」を実施し、ネットワークの自動化を理解しているエンジニアの育成を推進するとした。

 試験グレードとしては、「Pythonとネットワーク自動化基礎検定」「Pythonとネットワーク自動化実務検定」を用意する。

 前者については、配属前から配属3年目程度のネットワークエンジニアで、ネットワーク自動化の構築・運用を担当する人が対象。同協会では、出題範囲に関連する基礎的な用語知識を有すること、基礎的な文法知識を有することを判定基準として挙げた。

 一方の後者では、ネットワークの自動化構築・運用経験者を対象に、「ネットワークの自動化に関するPythonプログラミング全般を理解していること」「トラブルシューティング手法を理解していること」などを判定する。

 いずれも試験時間は60分間で、40問(80問からランダム出題)のうち7割の正解で合格となる予定。受験料金は1万2000円(税別)となり、全国300カ所のCBTソリューションズ試験会場で開催される。