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テラスカイ、岡三証券のSalesforce Sales Cloud導入を支援

 株式会社テラスカイは5日、同社の開発支援のもと、岡三証券株式会社が、Salesforce Sales Cloudを導入したと発表した。

 岡三証券の機関投資家営業部では、顧客情報の管理方法が統一されておらず、担当者の転職などによって顧客情報の引き継ぎが十分にされなかったり、担当者や部署単位に情報が限定されたりすることが原因で、非効率なアプローチや提案が行われていたという。

 同社は、こうした課題の解決を図るとともに、CRMの導入によって社内組織の連携を強化し、戦略的なアプローチや提案を行うことが今後の成長のためにも不可欠であると考え、新システムの導入を決定した。

 新システムの検討においては、金融業界でも多く採用されているSalesforceを選択。同じく、金融業界へのSalesforce実績を多数有するとともに、知見が蓄積しているテラスカイを導入のパートナーとして選定している。

 2020年11月にプロジェクトを開始した岡三証券では、プロトタイプを検証しながら開発を進め、2021年2月より運用を開始した。SalesforceのSFA(営業支援システム)としての活用を見込み、証券会社がビジネスのパフォーマンスを図る際に極めて重要な指標である「ブローカーポイント」との連携についても、開発を進めているとのことだ。

 なお2021年7月現在はSalesforceの利用促進フェーズであり、リリース以降、利用者から出た意見をもとに改善を行いながら、ユーザビリティの向上を図っている。あわせて、組織力の強化に向け、他部門への展開計画を進めているほか、業務システムとの連携やモバイル活用が予定されているとした。