シスメックス、Salesforce Sales Cloud／Service Cloudを導入し全社CRM基盤を刷新

　株式会社セールスフォース・ドットコム（以下、セールスフォース）は31日、医療機器メーカーのシスメックス株式会社が、Salesforce Sales CloudおよびSalesforce Service Cloudを導入したと発表した。

　新型コロナウイルス感染症の流行に伴って、非対面・非接触型の営業活動が求められる中で、検査室の生産性向上を支援してきたシスメックスにおいても、より質の高い検査を持続的に提供するために必要な、訪問を伴う顧客サポートは継続しながらも、デジタルテクノロジーの活用によるリモートサポートの必要性が高まっているという。

　そこで今回、シスメックスでは全社のCRM基盤を刷新し、拡張性の高い単一のプラットフォーム上に顧客情報を集約することを目的として、セールスフォースのSales CloudとService Cloudを導入した。これにより、顧客接点プロセスの高度化と連携強化による業務効率の向上を図るとともに、デジタルトランスフォーメーション（DX）を推進し、顧客である医療機関にとって価値の高い新製品やサービスを効率的に開発・提供することで、医療課題の解決に貢献するとしている。

　なお、両サービスの導入にあたっては、柔軟かつ俊敏にプロセスの変更・改善が可能な点、豊富な導入実績を持ち、中長期的に安定してサービスが提供される点、PaaS基盤としての拡張性と、周辺システムとの連携親和性を持つ点などが高く評価されたとのこと。