ニュース

IoTシステムに必要な機器・設定をワンパッケージで――、ぷらっとホームが3種類のパッケージを提供

 ぷらっとホーム株式会社は7月30日、IoTシステムに必要な機器・設定をワンパッケージにした3つのパッケージを発表した。「HACCPシステムパッケージ」、「所在管理システムパッケージ」、「在室管理システムパッケージ」を提供する。

 IoTシステムの構築では、従来、さまざまなIoT機器に加えて、センサーとIoTゲートウェイとの接続プログラムや、IoTゲートウェイからデータベースサーバーへの接続プログラム、BIツールでのチャートやダッシュボード作成などが必要だったという。

 今回発表したパッケージは、IoT機器が含まれているだけでなく、こうした作業負荷を軽減するため、各種プログラムがすべて設定され、すぐに使える状態で提供される点が特徴。またデータを可視化するBIツールについても、チャートなどが設定済みの状態で提供され、業者に開発を依頼することなく利用開始できるとした。

 今回提供するパッケージ3種のうち「HACCPシステムパッケージ」は、温湿度センサー2個、IoTゲートウェイ、IoT専用サーバーをセットにしたパッケージ。マイナス40℃~70℃の幅広い計測範囲を持つワイヤレスセンサーを用いることにより、食品を扱う場や冷蔵/冷凍庫の温度管理が可能となり、HACCP対応を支援するとした。

HACCPシステムパッケージ セット内容
可視化ツール画面。センサーを2個追加し計4個でシステムを組んだ場合の例

 2つ目の「所在管理システムパッケージ」は、厚み3.5mmの超薄型BLEビーコン10個、IoTゲートウェイ、IoT専用サーバーをセットにしたパッケージ。BLEビーコンを所在管理したいモノ、例えば医療施設内の移動式機器などに取り付けると、フロア内のどこに何の機材があるかを管理可能になるという。

 3つ目の「在室管理システムパッケージ」は、在室センサー2個、IoTゲートウェイ、IoT専用サーバーをセットにしたパッケージ。在室センサーはソーラーパネル搭載のワイヤレス型で、バッテリーレス駆動も可能。会議室が空室なのか使用中なのかをリアルタイムで管理する、といった利用を行える。

 市場想定価格(税別)は3種類とも共通で、各59万8000円。またサブスクリプション方式でも提供され、月額2万9800円からとなる。