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オリコがSansanを全社導入、営業の生産性向上を図る

 Sansan株式会社は25日、株式会社オリエントコーポレーション(以下、オリコ)が、法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」を全社導入したと発表した。オリコではあわせて、オンライン名刺機能の利用も開始している。80万店を超える加盟店の顧客データベースを構築し、コンサルティング営業を強化するとしている。

 オリコでは今回、ニューノーマル時代における営業生産性向上を目的として、Sansanを全社で導入した。これにより、名刺の整理や検索などに費やしていた時間を大幅に削減でき、創出した時間を営業活動等に充当するという。

 また、従来は社員が属人的に管理していた名刺をすべてSansanにスキャンし、全社共通の顧客基盤・人的ネットワークを構築する考えで、これまで培ってきた加盟店や見込み顧客の人脈情報を可視化し、組織全体の連携強化を図ることにより、環境変化や加盟店・顧客ニーズを的確にとらえた、競争力・付加価値のある商品・サービスの提供を実現するとしている。

 さらに、オリコではSFAの運用に際し、顧客データの入力の手間や、入力した内容の不備や重複といった課題を抱えているが、同システムとSansanとを連携させ、SFAへのデータ入力工数削減と、顧客データの高品質化を図るとした。なお、こうしてSansanにより正規化・最新化された顧客情報を活用することによって、新型コロナウイルスの感染拡大防止措置として対面での営業活動が制限される中でも、顧客の変化や動きを正しくとらえた、より効果的なデジタルマーケティングを行う考え。

 加えて、オンライン名刺の活用により、オンライン上での接点情報を正確に蓄積して戦略的にアプローチを行えるようになるため、営業力向上という面でも期待されているとのことだ。