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セブン-イレブンがSansanの「反社チェックオプション」導入、コンプライアンスチェック業務を効率化

 Sansan株式会社は19日、株式会社セブン-イレブン・ジャパン(以下、セブン-イレブン)が、法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」の「反社チェックオプション powered by Refinitiv/KYCC」(以下、反社チェックオプション)を採用したと発表した。本部社員約1000名に対して、名刺を通じてコンプライアンスチェックを行える機能を導入する。

 「反社チェックオプション」は、世界中の反社会的勢力等の情報を日々監視してデータベース化した、Refinitivのコンプライアンスソリューション「World-Check」との連携により開発・提供しているオプション機能。World-Checkは、国内外の反社会的勢力等の情報をカバーしているため、海外の企業等のチェックも手間をかけずに対応できるという。

 セブン-イレブンは2015年からクラウド名刺管理サービスのSansanを導入しており、今回は店舗開発部門や商品開発部門を中心とした本部社員約1000名で、「反社チェックオプション」の利用を開始する。

 店舗開発部門では、計画的な出店による出店エリアの拡大と、顧客ニーズに対応した新店舗の創出により出店精度を高めている。今回、「反社チェックオプション」を用いて名刺管理からコンプライアンスチェックを行うことにより、土地・建物の借り入れ交渉の前の早い段階で、取引におけるリスクの一次スクリーニングが可能になるとのこと。これにより、契約直前での商談の停止などをなくし、スムーズな出店を後押しするとしている。

 また、コンプライアンス担当者は、Webサイトやメディアの掲載情報といったデータを元にチェック業務を行っていたが、同オプションでは名刺をスキャンするだけで、Refinitivのデータベースと名寄せし、コンプライアンスチェックが行えることから、法務部門や総務部門といったmチェック業務の主管部門担当者の業務負荷を軽減するという。

 このほか、顧客情報共有基盤をベースに、名刺を通じたコンプライアンスチェックを行うことにより、取引先の検討に関する業務が全社で可視化でき、属人化のリスクを減らせるとのことだ。