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カメラ画像から混雑具合を解析しWebサイトなどで提示――、ALSOKの混雑状況配信サービス

 綜合警備保障株式会社(以下、ALSOK)は11日、カメラ画像から混雑状況を分析し、施設のWebサイトやデジタルサイネージへ配信できる「ALSOK混雑状況配信サービス」を販売開始したと発表した。セキュアの混雑状況分析プラットフォーム「SECURE群衆カウントソリューション」をベースに、同社と共同開発したという。

 「ALSOK混雑状況配信サービス」は、カメラの画像をもとに混雑状況を解析して、指定のサイトなどに配信できるサービス。映像は警備用に設置された画像センサーや防犯カメラのものをそのまま利用可能なほか、クラウド上で分析を行う仕組みのため、新たにサーバーなどを導入する必要はなく、利用したい期間だけ利用できるという。

 また、1カメラあたり最大4つまでエリアを分割して分析でき、Webサイトなどに配信する単位も複数のカメラの合計人数で混雑状況を変化させることが可能なため、施設内のエリア単位、施設全体など細かな設定に対応できるとのこと。

 配信にあたっても、管理画面から簡単に配信用URLの生成を行え、Webサイトにリンクを設定すれば施設利用者向けの情報配信を容易に開始できるとした。

 価格(税込)は、1日12時間、5分に1回の解析を行う場合で、カメラ1台あたり月額1万1000円。カメラなどの費用は別途必要になる。なお2022年3月分までは、月額7370円の期間限定割引が設定された。

 ALSOKでは、施設や店舗等がこのサービスを導入することで、施設内が混雑しているかどうかをWebサイトなどで告知できるようになるため、混雑緩和を促しながら、感染症対策と集客の両立を行えると説明。小売店、病院、スポーツジム、博物館、水族館、飲食店、自治体、ワクチン接種会場などでの導入を見込んでいる。