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セキュアとモルフォ、監視カメラ映像から混雑度をAI解析するソリューションを提供

既存のIPカメラなども利用可能

 株式会社セキュアと株式会社モルフォは2日、防犯カメラの映像から混雑状況を判定するクラウド型の映像解析システム「SECURE群衆カウントソリューション」を開発し、同日より提供開始すると発表した。

 「SECURE群衆カウントソリューション」は、防犯カメラ映像から混雑状況を判定する映像解析ソリューション。撮影された映像から人数をカウントし、あらかじめ設定されたしきい値を超えるとアラートで通知してくれる。またカメラ映像には最大4カ所のエリアを設定でき、必要な場所を測定することも可能とした。

 提供にあたっては、映像解析をクラウド側で行う仕組みのため、ネットワークカメラの映像をセキュアのクラウドサーバーへ送信すれば、すぐにサービスを利用できるという。また、SFTP・FTP形式での画像転送機能を搭載しているカメラであれば、あらゆるメーカーに対応するため、既存のIPカメラ資産を生かすことも可能とのこと。

 両社では利用例として、観光地、繁華街、飲食・小売業、展示会・イベント会場、複合施設、会議室、駅、公園などを挙げている。

 なお「SECURE群衆カウントソリューション」は、7月1日にオープンした新宿住友ビル・三角広場にて実証実験を開始し、その効果が実証されているとのことだ。