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NTTデータ、サテライトオフィスに個室型ワークブース「テレキューブ」を77台設置

 株式会社ブイキューブは4日、株式会社NTTデータが、2021年4月より順次開設した横浜、大宮、船橋のサテライトオフィスにおいて、個室型ワークブース「テレキューブ」を77台導入したと発表した。

 コロナ禍において、NTTデータの多くの社員は週の大半をオフィス以外で勤務しているとのことで、セキュアかつ快適に業務を行える場所を社員に提供するために、社員の自宅からのアクセスが良い場所に、個室空間をメインとしたサテライトオフィスを新設しているという。

 そうした中で今回、横浜、大宮、船橋に新設されたサテライトオフィスを短期間で整備するため、個室ブースの構築工事やワークブース導入など複数の選択肢を検討した結果、「テレキューブ」の採用を決めた。

 「テレキューブ」は、“ビジネスパーソンが安心して働けるセキュアなコミュニケーションスペース”をコンセプトに開発されている、防音型のコミュニケーションブースで、セキュリティが保たれた静かな環境において、資料作成やメールなどの業務に集中したり、周囲の雑音を気にせず電話やWeb会議に参加したりできる点を特徴としている。

 今回の採用にあたっては、周囲に話し声が聞こえにくい遮音性の高さ、十分な広さがある机と疲れにくいイスで長時間の業務を行えることなどが評価された。

 またサテライトオフィスにおいて、天井まで間仕切りをした個室ブースを作るには、各ブースに空調を整えて消防法をクリアする必要があり、ビルとの調整のための時間や工事の時間・コストがかかるとのこと。さらに、一度工事してしまうとレイアウト変更や個室ブースの数の増減に柔軟に対応しづらく、現場の復旧にもさらにコストがかかるといった点が懸念されていたという。

 これに対して「テレキューブ」は、買い切り型だけの提供ではなく、サブスクリプションモデル(月額)での利用が可能な点や、消防法をクリアしているのみならず、空調設備が「テレキューブ」内に完備されており、オフィス設置に追加工事が発生しない点なども採用の決め手になったとのことだ。

横浜サテライトオフィスに設置された「テレキューブ」(株式会社オカムラと共同提供)