米Okta、Auth0の買収完了を発表　サービスは時間をかけて統合へ

　米Oktaは3日（米国時間）、アイデンティティ管理プラットフォームを手掛ける米Auth0の買収を完了したと発表した。買収は約65億ドル相当の株取引によって行われており、両社の事業のシナジーによって、800億ドル規模のアイデンティティ市場におけるOktaの成長を加速させるとしている。

　Auth0は今後もOkta内の独立したビジネスユニットとして運営され、投資も継続される。また、Auth0の最高経営責任者（CEO）兼共同創業者、ユーヘニオ・ペース氏が引き続き指揮を執るとのこと。

　米Okta COO兼共同創業者のフレデリック・ケレスト氏は、日本向けに行われた2021年4月の説明会において、「時間をかけてOkta Identity Cloudに統合することになる。これにより、Okta Identity Cloudがより魅力的なプラットフォームになる」と説明していた。