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Okta、ビジネスプロセス自動化ソリューション「Okta Workflows」をスタンドアローン製品として提供

 米Oktaは現地時間13日、ビジネスプロセスを自動化する「Okta Workflows」を、スタンドアローン製品として、すべての顧客に提供すると発表した。

 Okta Workflowsは、アイデンティティを中心とする複雑なビジネスプロセスを自動化するツール。機能拡張により、ライフサイクル管理機能以外にも、高度なセキュリティオーケストレーションやDevOpsなど、より幅広いアイデンティティ自動化のユースケースに対応できるようになった。

 あらかじめ構築されたコネクタや設定済みのテンプレートに加えて、5つのフローを無料で利用できるオプションが追加されたことで、Workforce IdentityやCustomer Identityのユースケースにおいて、Okta Workflowsのメリットをより迅速に実現できるようになったと説明。Okta Workflowsがコーダー(開発者)やノンコーダー(非開発者)のための拡張性ツールキットとして機能することで、あらゆる人がOktaを使ってシステムを構築し、イノベーションを起こせるとしている。

 新たなOkta Workflows用のコネクタとしては、JamfとMicrosoft Teams用のコネクタを提供。また、新たなテンプレートとして、不審な活動が報告された際に、PagerDutyなどのツールで自動的にインシデントを作成する「疑わしいアクティビティの警告」、DocuSignのWebhookを利用して、ユーザーが文書に署名したことを記録し、それによってユーザーがどのシステムにアクセスできるかを決定する「ドキュメント署名後の条件付きアクセス」、パーソナライズされたオムニチャネルの顧客体験を提供する「プロファイリングによるパーソナライズされたオムニチャネル・エクスペリエンス」の各テンプレートを提供する。

 Okta Workflowsは、 スタンドアローン製品として2021年11月から提供し、新しいコネクタとテンプレートも2021年秋から提供する。