JALやNECなど4者、鹿児島空港や霧島市にて「顔認証を活用したおもてなしサービス実証実験」を実施

　日本航空株式会社（以下、JAL）、日本電気株式会社（以下、NEC）、霧島市、公益社団法人霧島市観光協会の4者は、鹿児島空港および霧島市内にて「顔認証を活用したおもてなしサービス実証実験」を3月24日から4月21日まで実施すると発表した。

　新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響下において、移動に伴う安全・安心が求められるなか、今回の実験では、顔認証を用いたスムーズなラウンジ入室や、新感覚のスタンプラリーによる新たな旅行体験を実現するという。

　具体的には、NECの顔認証技術を用いて、生体認証データをひとつの共通IDとして利用する。

　まず、鹿児島空港内JALサクララウンジにおいて、マスクを着用したままの顔認証により本人確認を行い、安全・安心かつスムーズにラウンジへ入室できる仕組みを導入する。なお、利用にあたっては、事前に顔情報やJALマイレージバンクお得意様番号の登録が必要となる。

　一方、霧島市内においては、周遊型観光を目的に、顔認証を用いてデジタルスタンプを集める新感覚のスタンプラリーを提供する。市内の観光案内所など5カ所のスポットを巡って、各スポットに設置されたタブレットで顔認証を行うことで、スタンプを集められるとのこと。

　集めたスタンプは利用客のスマートフォンから確認でき、旅の思い出として楽しめるほか、空港内にはディスプレイが併設され、スタンプの数によって変化するオリジナルフレームで記念撮影を行えるとした。こちらの取り組みについては、スマートフォンがあれば、顔情報などを登録することで、誰でも無料で参加できる。