JALとNEC、顔認証を活用した“おもてなしサービス”の実証実験を奄美大島で実施

　日本航空株式会社（以下、JAL）と日本電気株式会社（以下、NEC）は23日、顔認証を活用してワクチン接種証明やPCR検査陰性結果を確認し、奄美大島内の対象店舗で割引やオリジナルグッズなどの特典を提供するサービスの実証実験を実施すると発表した。期間は3月23日～5月31日の予定。

　JALとNECは、デジタル技術を活用した安全・安心な旅の実現に向けて協業してきたが、今回はPCR検査陰性結果に加えてワクチン接種証明の確認にも対応し、鹿児島県とJALの取り組みの一部として、奄美大島にて新たな旅行体験の可能性を検証する。

　具体的には、奄美大島への来訪者が、サービス利用登録サイトから顔情報とワクチン接種済証またはPCR検査結果通知書を事前に登録しておくと、島内観光施設・飲食店の一部（計9カ所）にて、割引サービスやオリジナルグッズの提供といった、さまざまな特典を受けられるようにしている。なお、マスクを着用したままでも本人確認が可能とのことだ。

顔認証を利用している様子

　また、JALグループ便で奄美大島に到着し、店舗にて顔認証を利用したおもてなしサービスを利用した来訪者から抽選で5名に、奄美大島線の往復線航空券をプレゼントするキャンペーンも実施する。