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ユニリタ、ETL・データ連携ツールとウイングアークのBI・DWH製品をPaaSで提供

 株式会社ユニリタは16日、自社のETL・データ連携ツール「Waha!Transformer」と、ウイングアーク1st株式会社のBI・DWH(データウェアハウス)製品をセットにしてPaaS型で提供する、「超高速データ活用プラットフォーム:Waha! Analysis Platform」(以下、Waha! Analysis Platform)を発表した。

 Waha! Transformerは、業務で利用されるさまざまな形式のデータを、必要な形式にノンプログラミングで変換するETLツール。基幹系システムからクラウドデータベース、Excelファイルまで、さまざまな環境のデータ抽出・加工・連携を、SQLやプログラミングの知識なしでシームレスに行えるという。

 今回はこのWaha! Transformerと、ウイングアーク1stのデータ基盤製品「Dr.SUM」、BIダッシュボード「MotionBoard」を、ユニリタの「ユニリタクラウド」上からワンストップでPaaSとして提供する体制を整えた。

 この「Waha! Analysis Platform」では、データの収集・変換からクロス集計・チャート表示まで、適材適所によってパフォーマンスを最大化している点が特徴。クラウドインフラを含めたPaaS提供によって、利用企業のシステム運用負荷を最小化するともに、スモールスタートからIT部門による全社展開まで、さまざまな規模での利用に対応するとのことだ。

 ユニリタでは同サービスの利用例として、昨日の売上伸長率トップ10といった顧客管理・商品管理の視覚化や、IoTデータを活用した製造工場内での異常検知と生産管理、ロジスティクス(GPS)データのトラッキングと地図マッピングによる最適化計画、建設現場の日報や工数、請求金額などのデータを基にした進捗管理などを挙げている。