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ユニリタ、ETLツール「Waha! Transformer 5.2」を提供 マイクロサービス対応でデータ連携処理の開発効率を向上

 株式会社ユニリタは18日、国産ETL(Extract Transform Load)ツール「Waha! Transformer」の新版として、「同 バージョンVer5.2」をリリースしたと発表した。ETLツールとしての操作性や高速性を生かしつつ、ETLの処理内容をマイクロサービスとして利用できる機能を搭載。JavaやJavaScriptとのシームレスな連携を実現したとのこと。

 現在の企業において重要な戦略課題になっているデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現するためには、新システムの構築に加えて、それらと新規システムとのデータ連携処理も重要な要素となっているという。

 しかし、工数の大きいデータ連携処理の開発をDXの速度に追従させるには、プログラム開発以外の部分での高速開発手法が必要となっている。一般的に、ETLツールを利用することで、データ連携処理の開発速度は高められるが、従来のETLの処理方法はバッチ連携が主体であり、DXで主に利用されるJavaやJavaScriptとの連携の相性が良くなかったとのこと。

 ユニリタでは、業務で利用されるさまざまな形式のデータを、ノンプログラミングで必要な形式に変換するETLツールとして、Waha! Transformerを提供してきたが、今回の新版ではこうした課題に対処するため、ETLの処理内容をマイクロサービスとして利用できる機能を新たに搭載した。

 これにより、データ連携処理において必要とされる新しい課題への対応や新機能の追加開発に必要な工数を低減し、開発効率を向上させることが可能としている。