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アシスト、強固なセキュリティ対策で安全なリモート業務を支援するソリューションを強化

出社が必須となっていた業務のリモート対応を可能に

 株式会社アシストは4日、リモート操作が可能で、高いセキュリティ対策が施された仮想環境のセキュリティルームを構築する「セキュア・ワークスペース・ソリューション」において、機能強化版を提供開始すると発表した。

 「セキュア・ワークスペース・ソリューション」は、アシストの取り扱い製品であるデスクトップ/アプリケーション仮想化製品「Ericom Connect」と、特権ID管理製品「iDoperation/iDoperationSC」を組み合わせ、これまで出社が必須となっていた業務のリモート対応を可能にするソリューション。

 機密情報を扱ったり、ミッションクリティカルなシステムを管理したりしているサーバーを操作可能な特権IDの付与を、適切な承認フローのもとで行うとともに、作業者端末や作業時間も限定し、画面転送を使って操作することにより、物理的なセキュリティルームと同等なセキュリティを担保しつつ、より高い利便性を実現するという。

 こうした仕組みにより、作業者や承認者、監査担当はリモートからの作業を行えるため、コロナ禍のリモートワーク環境においても円滑な業務遂行を可能にしている。

 今回の機能強化では、Ericom Connect、iDoperationに加え、脆弱性管理ソリューション「Tenable」、クラウド型ID管理・統合認証サービス「Okta Identity Cloud」、サーバーセキュリティ対策製品「SHieldWARE」、統合ログ管理システム「Logstorage」を組み合わせ、「基本構成」「エージェントレス」「エージェントプラス」の3種類から、企業のニーズにあわせて構成を選択できるようにした。

 このうち「基本構成」では、画面転送によるデータ持ち出し禁止(Ericom Connect)と証跡取得(iDoperation SC)を提供するほか、多要素・二経路認証などの厳格な本人認証(Okta Identity Cloud)をオプションで利用可能にする。参考価格(以下、すべて税別)は227万8470円。

 また「エージェントレス」では、データ持ち出し禁止と証跡取得に加え、ワークフロー(iDoperation)、脆弱性チェック(Tenable)を提供する。厳格な本人認証は同様にオプションで、参考価格は585万8470円。

 「エージェントプラス」はさらに、不正ログイン検知(Logstorage)、不正ファイルアクセス検知(SHieldWARE)を追加した最上位構成。厳格な本人認証もオプションで利用できる。参考価格は1630万9470円。

 なお参考価格は、いずれも業務サーバー台数30、不正ログイン検知などで利用する踏み台サーバー台数2、総利用者50名、同時接続ユーザー数10名の場合。「エージェントプラス」ではこれらの条件に加え、重要サーバー10台が含まれる。また、構築費および厳格な本人認証の費用は含まれていない。