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アシスト、ゼロトラストの起点となるクラウド型ID管理・統合認証サービス「Okta Identity Cloud」を販売

 株式会社アシストは5日、米Oktaのクラウド型ID管理・統合認証サービス「Okta Identity Cloud」を販売開始した。

 Okta Identity Cloudは、簡易な設定で、各種クラウドサービスや顧客のオンプレミス環境で稼働するアプリケーションとの連携が可能なソリューション。社内外を問わず利用の都度アクセス制御を行う、ゼロトラストセキュリティモデルの起点として、中核のソリューションになるとしている。

 一度の認証でさまざまなアプリケーションにアクセスできるシングルサインオンの設定や、社員の入社、異動、退社に伴って、自動的にアプリケーションの割り当て・解除を行うプロビジョニングの設定などを迅速に実現。ユーザーの利便性向上と、ID/パスワードの使い回しによる情報漏えいのリスクを低減する。

 パスワードの認証に加えて、SMSやメールでの認証、ワンタイムパスワード認証、専用のスマートフォンアプリ「Okta Verify」を利用してのプッシュ認証や、生体認証などを利用した多要素認証を実現。企業のセキュリティポリシーに合わせた多様なアクセス手段を提供するとともに、リスクベース認証にも対応し、ゼロトラストに不可欠な認証強化を実現する。

 オンプレミスのActive Directoryとの連携が可能で、アウトバウンド通信であるため、特別な通信ポートの開放は不要。企業統合による複数Active Directoryとの連携や、統合Windows認証にも対応する。

 サービスの価格は、シングルサインオン5アプリケーションまで、多要素認証利用、100ユーザーの場合で年額46万8000円(税別)から。

 アシストでは、業務基盤をクラウドへ移行中またはゼロトラストをベースとしたセキュリティ強化に取り組みたい顧客向けにOkta Identity Cloudを積極的に提案し、2021年末までに10社への導入を目指す。