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キヤノンITSのクラウド型テレワーク支援「テレワークサポーター」新版、VDI上で利用可能な顔認証モジュールを提供

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は24日、クラウド型テレワーク支援サービス「テレワークサポーター」について、仮想デスクトップ基盤(VDI)上で利用可能な顔認証モジュールを搭載した新バージョンを3月1日から提供すると発表した。

 テレワークサポーターは、テレワークやサテライトオフィスなどでの勤務について、利用者のPC上のカメラから勤務者を常時顔認証し、在籍・離席の記録や、勤務者以外の人物を検知するクラウドサービス。勤務者の在席・離席状況を把握できるとともに、利用者以外のなりすましや、背後からの画面ののぞきこみを検知した際には、状況を記録・通知することで、情報漏えい対策として利用できる。

 新バージョンでは、VDI上で利用可能な顔認証モジュールを搭載。VDI環境でテレワークサポーターを利用する場合、従来版と違いクライアントPCに変更を加えることなくVDIサーバー上での設定で利用が可能になるため、VDIのメリットを生かした、より運用負担の少ないセキュアなテレワーク環境を実現する。

 テレワークサポーターの価格(税別)は、5ユーザー年間ライセンスで初期費用が2万円、利用料が12万円(税別)。

 CitrixのVDI「Citrix Virtual Apps and Desktops」における動作環境は、配信方式がシングルセッション、デスクトップ配信。OS(VDIマシン)はWindows 10 Pro。また、その他の製品での動作についても、今後確認を進めていくとしている。

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