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クオリティアのメール無害化製品「Active! zone」、すべての対象ファイルの無害化が可能に

ファイル無害化ソリューション「VOTIRO Disarmer」との連携により実現

 株式会社クオリティアは16日、自社のメール無害化製品「Active! zone」と、株式会社アズジェントが取り扱うファイル無害化ソリューション「VOTIRO Disarmer」との連携ソリューションを、2021年春にリリースすると発表した。

 クオリティアが開発・販売しているActive! zoneは、添付ファイルの無害化、HTMLメールのテキスト変換、URL文字の無害化機能に加え、スパム対策、ウイルスメール対策などさまざまな無害化処理を実装している。

 一方、アズジェントの販売するイスラエルVotiroの「VOTIRO Disarmer」は、ファイルがマルウェアを含んでいるかもしれないという“可能性”を重要視し、外部から入ってくるあらゆるファイルを無害化するソリューションである。

 今回、この両製品の連携機能が提供され、Active! zoneにおいて、すでに対応しているMicrosoft Office系(Word、Excel、PowerPoint)やPDFなどでで実行するマクロの除去に加え、VOTIRO DisarmerのCDR(Content Disarm and Reconstruction)技術を用いた、すべての対象ファイルへのサニタイズを行えるようにする。

 これにより、例えばパスワードファイルにおいて、Active! zoneの添付ファイル分離画面で解凍後、ダウンロードする前にVOTIROでサニタイズできるようになるとのこと。さらに、シグネチャの存在しない未知の攻撃への防御が可能になるほか、パターン更新や誤検知からの解放も実現するとした。

 なおクオリティアでは、組織外から持ち込まれるファイルに潜むマルウェアをすべて無害化することにより、ネットワーク分離を必要とする金融系企業、そして自治体においては総務省に規定されている「ファイルを一旦分解した上で危険因子を除去した後、ファイルを再構築し、分解前と同様なファイル形式に復元する」ことが可能となるため、巧妙な標的型メール攻撃による情報漏えいを防げるとアピールしている。