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クオリティア、標的型メール攻撃対策をクラウド型で提供する「Active! zone SS」

 株式会社クオリティアは6日、クラウド型標的型メール攻撃対策サービス「Active! zone SS」を提供開始したと発表した。

 Active! zone SSは、Microsoft 365やGoogle Workspaceと連携可能なクラウド型標的型メール攻撃対策サービス。オンプレミス版の標的型メール攻撃対策製品「Active! zone」の機能をクラウド化しており、容易に導入できるため、すぐに標的型メール攻撃対策を始められるという。

 具体的な機能としては、添付ファイル内のマクロ除去、添付ファイルの画像化、添付ファイルの分離/ダウンロード、送信元の国名表示、HTMLメールのテキスト化、受信メールのduplicate(複製)といった、標的型メール攻撃対策に機能を搭載する。このうち送信元の国名表示は、どこから/どの国を経由して届いたメールなのかを、国旗を使ってわかりやすく表示できるので、ITリテラシーがあまり高くないユーザーにも気づきを与え、リスク回避を促すことを可能にするとのこと。

 なおプランとしては、これらの機能を利用できるベーシックプランと、同プランの機能に加えて、サンドボックス、ふるまい検知結果表示の両機能を利用可能なサンドボックスプランの2つを用意した。

 価格(税別)は、ベーシックプランが1メールアドレスあたり月額200円、サンドボックスプランが1メールアドレスあたり月額400円。いずれも30メールアドレスからの利用に対応する。また、別途10万円の初期費用も必要だ。

 なおクオリティアでは、サンドボックスプランで提供されるサンドボックスとの組み合わせにより、パスワード付きZipファイルに潜むマルウェアまで検知・ブロックできるため、再び感染拡大中のマルウェアEmotet対策に大きな効果を発揮するとアピールしている。