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クオリティア、標的型メール攻撃対策「Active! zone」エンタープライズ版を正式リリース

 株式会社クオリティアは29日、標的型攻撃に対し、マクロの除去や添付ファイルの分離/画像化などの機能を備えた標的型メール攻撃対策ソリューション「Active! zone」のエンタープライズ版を出荷開始した。

 Active! zoneは、標的型メール攻撃によるウイルス感染を防ぐため、添付ファイル内のマクロ除去機能や、添付ファイルの画像化、添付ファイル分離/ダウンロード、送信元の国名表示、HTMLメールのテキスト化、受信メールのduplicate(複製)といった機能を提供するソリューション。

 添付ファイル分離/ダウンロード機能では、メール本文と添付ファイルを分離して、添付ファイルをActive! zone内に格納し、ユーザーはメール本文文頭に挿入されたURLからファイルの中身を画像表示で確認できる。必要なファイルと判断すればローカルにダウンロードすることが可能で、ダウンロードの際には、「マクロを除去してダウンロード」「PDF化してダウンロード」なといった条件設定を行える。

 送信元の国名表示機能では、受信したメールがどこの国のIPを経由して届いたメールなのかを、国旗を使って表示する。標的型メール攻撃のほとんどは送信元が発覚しないように複数の国や地域を経由することを捉えた機能で、「3カ国以上の国旗が表示されたら要注意!」といったアナウンスを行うことで、ITリテラシーの高低に関わらず、目視確認による判断を可能にする。

 サンドボックスによる対策を導入済みの場合でも、併用することでより堅牢なセキュリティを確保。設定内容を可視化できるフローチャート方式を採用し、管理者の分かりやすさに配慮する。また、価格面ではユーザー数に応じた価格体系を用意し、一般的なサンドボックスに比べて10分の1程度で、対策が初めての企業/団体でも導入しやすい価格設定としている。