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システムインテグレータ、クラウド型統合型プロジェクト管理ツール「OBPM Neo」を提供
2021年2月12日 11:00
株式会社システムインテグレータは、統合型プロジェクト管理ツール「SI Object Browser PM(OBPM)」を全面リニューアルし、新ブランド「OBPM Neo」として3月1日にリリースすると発表した。
「OBPM」は、プロジェクトを管理する上で必要なQCD(品質・コスト・納期)だけでなく、要員管理、コミュニケーション管理など、PMBOK(Project Management Body of Knowledge)に準拠した機能によって体系的に管理を行える統合型プロジェクト管理ツール。
昨今では、海外拠点と連携するDX(デジタルトランスフォーメーション)プロジェクトやテレワークの拡大が進み、いつでもどこでもプロジェクトメンバーが利用できる環境が求められるようになったことを受け、OBPM Neoは、クライアント環境に依存しないクラウドサービスとして提供する。
従来のOBPMでは、Windowsフォーム(スマートクライアント)によってリッチクライアントな操作環境を提供してきたが、OBPM Neoはクライアントの動作環境としてGoogle Chrome、Microsoft Edgeを採用。PCやタブレットといったハードウェアに依存することなく、どこからでもアクセスすることが可能となるほか、プロセスに応じた画面遷移によって、直感的に操作できるGUIを実現しているとした。
また、海外のオフショア拠点と連携するプロジェクト、複数の海外拠点と共同作業が必要となる製品開発などを行っている企業から、多言語対応の要望があったとのことで、OBPM Neoでは、日本語/英語のロケール切り替えに対応した。今後は、中国語やベトナム語など、主要な開発拠点と連携するための言語対応を拡充するという。
さらに、これまでは一部のクラウドサービス向けに限定的に提供していたWeb APIを拡充し、会計システムや勤怠システム、営業システムなど、さまざまなシステムとの連携を行えるようにするとのこと。
このほか分析機能も強化されており、従来の分析レポートに加えてセルフBI機能を実装する。今回のリリースでは新たに品質分析レポートが標準提供され、今後もプロジェクト管理に必要な分析レポートを順次追加していくとした。
ラインアップは、利用企業が強化したいプロジェクト管理の範囲にあわせ、品質、コスト、納期とプロジェクト管理に必要なすべての機能を提供する最上位モデル「Enterprise Edition」と、Enterprise Editionからコスト管理機能を除いた「Limited Edition」、進ちょく、要員管理などプロジェクト管理の基本機能に限定し、短期間で導入できる基本モデル「Basic Edition」の3つを用意する。
システムインテグレータによれば、Basic Editionからスタートし、プロジェクト管理の強化目標にあわせて、Limited Edition やEnterprise Editionにグレードアップする、といった使い方も可能とのことだ。
同社では、2021年度からの3年間で、新規クラウド契約社数150社、売上高13億円を見込んでいる。