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ISID、従業員の日々のコンディションを可視化するクラウドサービス「ウェルビーイングノート」

 株式会社電通国際情報サービス(ISID)は9日、予防医学の専門家である石川善樹氏が監修した10問の設問を通して、従業員の日々のコンディションを可視化するクラウドサービス「ウェルビーイングノート」を提供すると発表した。

 ウェルビーイングノートは、職場におけるQWL(Quality of Working Life、労働環境の質)の維持・向上を支援するクラウドサービス。

 学術的見解をもとに有用性が確認された10個の設問から、システムがランダムに1問を選び出し、従業員に提示。従業員は、6段階の顔絵文字で設問に回答するだけで良く、10秒とかからないオペレーションで終了するため、負担なく継続することが可能という。

左:ダッシュボード画面 右:指標ごとのヒートマップ

 また、回答から従業員のコンディションをスコアによって可視化する機能を備えており、従業員は自身のコンディションの変化を時系列のグラフや、「睡眠」「人間関係」「成長実感」等の指標ごとのヒートマップで確認可能。また、急落した指標や連続して低い指標を見つけた場合、改善に向けたアクションプランの設定を行え、セルフコンディショニングを支援できるとした。

 スコアやヒートマップについては、チーム(組織や任意のプロジェクトチームなど)単位のものも表示されるため、チーム全体のコンディションの確認も行える。

左:ダッシュボード画面 右:指標ごとのヒートマップ

 加えて、ウェルビーイングノートに記録されたデータは、組織やチーム内での共有に対応。他者のコンディションの状況やアクションプランに対して、コメントや「いいね」などのリアクションを実行することができる。

 一般的に、感謝や応援のリアクションがあることによって、仕事のやりがいや、見守られている安心感を得られると言われているそうで、これによって相互支援の効果を期待可能とした。

 さらにウェルビーイングノートでは、サーベイに回答するたびに、より健康的に過ごすためのTips(ヒント)を表示する機能も備えた。さまざまな学術研究をもとにしたTipsを表示することで、健康意識の向上と回答率の促進が期待できるとしている。