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従業員同士の“ありがとう”のやり取りを見える化――、オウケイウェイヴのサンクスカードサービス「OKWAVE GRATICA」新版

やり取りを可視化するデータ分析機能を新たに搭載

 株式会社オウケイウェイヴは4日、サンクスカードサービス「OKWAVE GRATICA(オウケイウェイヴ グラティカ)」において、組織内でやり取りされるサンクスカードのデータ分析機能を備えた新プランを、同日より提供開始したと発表した。

 OKWAVE GRATICAは、オンライン上のサンクスカードを用いて、企業内の従業員同士がお互いに感謝の気持ちを伝え合うことで、社内コミュニケーションの活性化や従業員満足(ES)向上に寄与するクラウドサービス。損害保険ジャパン株式会社など、すでに国内600社以上に採用されているという。

 今回のアップデートでは、導入企業の管理者が導入効果を確認しやすくするデータ分析機能を新たに提供する。管理者は管理画面上から、従業員同士の“ありがとう”のやり取りの量をひと目で確認できるようになるとのこと。

 具体的には、管理職・スタッフ別での使用状況や1人あたりの平均送信数のグラフ表示、送受信数のランキング、コミュニケーション量のソーシャルグラフ化などの機能が提供され、直感的なデータ分析が可能となる。これにより、上司からのコミュニケーションが不足している部下への、的確なタイミングでのフォローを促進し、従業員のモチベーション向上など、組織力の強化に活用できるとした。

 また、昨今のコロナ禍におけるテレワーク化といった職場環境の変化による従業員の孤立感の抑止、モチベーション維持向上にかかわるメンタルケアにも活用可能なほか、人事配置や組織構成の参考データとしても役立てられるとのこと。

 なお今回のアップデートに伴って、利用プランも整理された。無償の「エッセンシャル」プランと、2つの有償プランを用意する。

 無償プランでもサンクスカード送受信の基本機能を無制限に利用だが、有償プランでは、サンクスカードの自社カスタマイズや、今回のアップデートによるデータ分析機能の利用が可能な「スタンダード」プランを提供。さらに、同プランの機能に加えて、SAML認証やIP制限、パスワードポリシー設定などの高度な管理ならびにセキュリティに対応した「プロフェッショナル」プランをラインアップした。

 価格(税別)はユーザー数に応じて異なるが、100ユーザーまでの場合、スタンダードプランが月額3万円、プロフェッショナルプランが月額5万円となる。

新たな管理画面のイメージ