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環、マイクロソフトのRPAサービス「Power Automate」のマニュアルと研修サービスを提供

 株式会社環は4日、マイクロソフトが提供するRPAサービス「Power Automate」を活用するための、マニュアルおよび研修サービスの提供を開始した。

 Power Automateは、Microsoft 365のアプリケーションの1つで、ノーコード/ローコードで業務の自動化プロセスを作成し、Microsoft 365の各アプリケーションのほかさまざまなサービスとの間で、ファイルの同期や通知の受信、データ収集などの自動化を行える。Microsoft 365を導入している企業であれば、Power Automateを活用することで、追加費用なしで手作業や業務プロセスの自動化を実現できる。

 環でも、Power Automateを利用して、顧客からの問い合わせメールをTeamsのチャネルに自動転送することで、担当者がOutlookを開いてメールを確認する手間を減らすなどの効率化を行っているという。

 こうした背景を受け、環ではMicrosoft 365の利活用を推進する企業向けに、Power Automateのマニュアルと研修サービスを提供する。これらのサービスを、ITの専門知識が少ない現場担当者が利用することで、身近な業務から効率化・生産性向上を実現できるとしている。

 マニュアルについては、「ナレッジマニュアル for Microsoft 365」の対応製品に、Power Automateを追加。クラウドサービスならではの頻繁なアプリケーションの更新に対応し、いつでも最新版のマニュアルを提供する。よく使う機能を中心に、ユーザーの操作手順に合わせて画面キャプチャを配置したマニュアルとなっており、Power Automateについては基本的な操作方法とケーススタディを掲載する。サービスの料金(税別)は、1人あたり月額100円から。500人以上は月額5万円固定。

ナレッジマニュアルの例

 研修サービスについては、Microsoft Teamsのオンライン会議形式で実施する「ビジネスベーシックスタジオ – 仕事のキホン」において、Power Automateのケーススタディを通して、基本操作と自分の業務に応用する視点を学ぶ120分の講座「Power Automateのキホン(初心者)」講座を提供する。サービスの料金は、1人あたり2万円(税別)。

 環では、Power Automateを含む、Microsoft 365のトレーニング、マニュアル、コンサルティングサービスを提供することで、企業のMicrosoft 365の利活用・DX推進を支援するとともに、ニューノーマル時代のビジネスパーソンに必須となるスキルの習得を支援していくとしている。